組織で一致団結するためには「リーダー」の存在が必要不可欠です。魅力的なリーダーには、自然と協力者が集まります。また、優秀なリーダーは従業員の持つ能力を十分に引き出し、組織に還元することができます。こちらでは、そんなリーダーになるために必要な要素についてご紹介します。

リーダーはその名の通り、従業員を導く（リードする）役割を持っています。そのため、どこに向かっていくのか明確なゴールを指し示すことが大切です。

あまりに小さなゴールだと従業員はやる気を持って行動することができません。しかし、大きすぎるゴールには委縮してしまいます。リーダーは大きなゴールを示すと共に、そのゴールを実現するための具体的なステップを指し示すことで、従業員は安心感を持って積極的に活動できるようになります。

リーダーには、従業員を「協力者」にしていく技術も必要となります。その際に必要となるのが、一人ひとりに合わせたコミュニケーション手段です。

「この業務に取り組んでほしい」という気持ちを伝える時に、「あなただからこそ頼める」と熱意を持って伝えた方がやる気を出してくれる従業員もいれば、「この業務に取り組むことでこういう課題が達成できる」と組織の中での位置づけを具体的に伝えることで安心して取り組める従業員もいます。

リーダーが従業員それぞれの特性を理解して、コミュニケーションの方法を変えていくことで、従業員の「協力しよう」という思いを引き出すだけでなく、潜在的な能力を十分に発揮させることができます。

リーダーは組織の指針です。そのため、過度に感情的になったり、一部の従業員に肩入れしてしまうと、組織全体のバランスが崩れてしまいます。誰に対しても温かみのある態度で接し、誠実に対応する姿勢を示し続けることで、従業員との信頼関係が構築されていきます。

また、組織内でトラブルが起こった際にも中立的・客観的な視点を持つことで、より迅速に的確な対応をとることができるでしょう。